ミスジってどこの部位? どんな味? お薦めの食べ方・選び方をご紹介いたします!
焼肉屋・スーパーなどで最近よく見かけるミスジ。
ミスジは良いものを買うと本当に美味しくって感動します。
逆に悪いミスジを買うと、臭いがあり筋ばって固くて二度と食べたくないと思うこともあります。
是非「良いミスジ」を購入いただき素晴らしい焼肉ライフをお楽しみください!
ミスジは肩甲骨の裏側あたりから手首まである肩(ウデ)肉の一部です。
別名 本三筋、関西ではハゴイタとも呼びます。
真ん中に一本スジが入っているのが特徴です。
三枚のスジが入っている事から「三筋」と呼ばれます。
本当に美味しいところは一頭から約2kgしか取れません。
肩甲骨の裏あたりが格別に美味しく、スジもほとんど入っていないように見えます。
赤身なので焼きすぎると固くなってしまうので、
薄切りの場合はサッと表面を焼いてお召し上がりください。
とろけるようにアッサリしていますが、赤身だけあって味はしっかり濃厚です。
A4以上になるとサシが綺麗に入り赤身と霜降りのバランスが最高です。
ミスジはヘレと同じく赤身ながら、肩甲骨あたりはあまり動かさない部位なので柔らかいです。
逆に足首の方に行けば行く程スジが多くなって固くなっていきます。
真ん中のスジも同様に太くなっていきます。
ただこの真ん中のスジ自体はゼラチン状なので、多少太くとも噛んでもプツンとした感触で味をそこまで邪魔しません。
サーロインステーキの肉と脂の間にある、プリンとしたスジと似ています。
以上の理由から、スジばっておらず本当に美味しく食べられる希少部位と言われる部分はごく僅かなのです。
ミスジは切る厚みによって味が変わる、本当に楽しく美味しい部位です。
切った断面は木の葉のように可愛いです。
ササッと焼いた薄切りはまさにとろけるような味わいで、ステーキ用に切った厚切りは噛んだ瞬間に肉汁が溢れ、旨味が口一杯に広がります。
厚切りなのに柔らかく、肉の甘味がジュッと濃厚ですが後味はしつこくなくさっぱりとしています。
是非ブロックで買って色々な味わいをお楽しみください。
ミスジを焼いていきます。
冷蔵庫から30分前に出して常温に戻してください。
薄切りの場合は焼く直前に塩をして、表面をササッと炙ってお召し上がりください。
ワサビをつけて食べると肉の風味がより引き立ちます。
後味が爽やかでいくらでも食べられちゃいます。
ワサビは美味しいだけでなく、消化促進作用がありますので、肉の消化吸収を助けてくれます。
厚切り場合は中火で表面を1分、しっかり焼き目がついた事を確認して、裏返して40秒焼いてください。
側面も焼きます。
焼き色がついたらアルミホイルに包んで網やフライパンの上で3〜5分休ませます。
最後に少し強火でササッと表面を炙り旨味を閉じ込めます。
包丁を斜めにして厚めに削ぎ切りします。
是非、一口目は塩胡椒だけでお召し上がりください。
希少部位は選び方と焼き方で美味しくも不味くもなります。
美味しく幸せな時間を楽しんでください!
火を通しすぎない所がポイントなんだね!
醤油や赤ワインのソースとの相性も抜群だよ♪
*このレシピのキーワード*